China Print 2025 出展情報
2025年03月12日
株式会社小森コーポレーション(東京都墨田区、代表取締役社長 持田 訓)(以下、KOMORI)は、中国・北京にて開催されるChina Print 2025に出展します。
開催概要
開催期間:2025年5月15日(木)~5月19日(月) 計5日間
会場:中国国際展覧センター(順義館) E2‐001
ご挨拶
近年、社会が変化するスピードは速度を増し、人々の消費行動や考え方も大きく変化しました。印刷業界においては、デジタル印刷やサステナビリティが重視され、昨年の「drupa 2024」でもその傾向は顕著でした。急成長を遂げてきた中国市場でも、経済の変化や人件費の高騰、人材の確保が課題となっており、パッケージ事業への転換などに取り組む会社が増加しています。
China Print 2025でKOMORIは、Connected Automation(コネクテッド・オートメーション)のテーマのもと、お客様の価値を最大化するソリューションをご提案します。パッケージ向けの29インチオフセット機の新モデルと、drupa 2024で注目を浴びたデジタル印刷機を中国で初出展します。
当社は一昨年の創業100周年を機に、「プリントテクノロジーで社会を支え感動をもたらす」というパーパスを制定しました。皆さまに「感動」をもたらすために、プリントテクノロジーの研さんに努め、期待を超える新技術や製品の開発、そして適切で迅速なサービス対応に取り組んでおります。本展では、全社一丸となり生み出した新しいソリューションを提案しますので、ぜひご期待ください。
会場で皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)
持田訓
出展テーマ:Connected Automation
副題:印刷が創造する新たな価値
KOMORIは、「Connected Automation」をテーマに、各機器をつなぐことで工程間の障壁をなくし、オペレーションの自動化を進めることで、生産性の向上と収益拡大を可能にする生産工場(スマートファクトリー)の構築を提案します。
ブース内では「中央管制室」を設け、仮想スマートファクトリーを構築しています。KOMORIの製造実行システム(MES)であるKP-Connect Proを介してフロントエンドのERPシステムから全工程をつなぐことで、パッケージやカード印刷、冊子制作などのジョブの原価管理や進捗を、生産計画から印刷・加工までリアルタイムで見える化します。
パッケージ需要の高まりに応えるソリューションとしては、7色ユニットとコーターを備えたオフセット印刷機2機種を出展します。省電力で操作性を向上させたB1サイズのLITHRONE G40 advance EX Editionと、B2市場での幅広い原反対応力と高品質印刷を兼ね備えた新モデルLITHRONE GX29 advanceの実演を披露します。
また、注目の高まるデジタル印刷においては、圧倒的な印刷スピードと両面ワンパスでの反転機構により世界最高クラスのROI*1を実現する 、B2枚葉UVインクジェットデジタル印刷機 J-throne 29を中国で初出展します。
これらの機器を通じて、KP-Connect Proを共通プラットフォームにしたオフセット印刷とデジタル印刷のハイブリッドワークフローによる新たなソリューションをご提案します。
*1投資収益率 (Return on Investment)
●ブースマップ
出展機/コーナー紹介
●スマートファクトリーゾーン
KP-Connect
出展テーマである「Connected Automation」を体現するスマートファクトリーゾーンでは、ブース内に「中央管制室」を設け、複数のモニターで出展機の作業進捗を集中管理します。ブース内のオフセット印刷機とデジタル印刷機のジョブは、KP-Connect Proの自動スケジューラーにより自動で振り分けられます。各機器が連携し、見える化と自動化を実現したスマートファクトリーを体感ください。
ブースでは、技術スタッフが接続事例などの紹介や技術相談を行います。また、新しい製品・機能の情報や稼働データを活用するヒントなども併せてご紹介します。
●デジタル印刷ゾーン
J-throne 29 Debut
29" Sheetfed UV Inkjet Digital Printing Press
片面印刷・毎時6,000枚の印刷スピードで、世界最高クラスのROIを実現するB2枚葉UVインクジェットデジタル印刷機 J-throne 29を 中国市場で初披露します。
片面印刷時6,000sph/両面印刷時3,000sphというクラス最速の印刷速度と、幅広い印刷適性をもつ新規開発の専用UVインクが、デジタル印刷の可能性を大きく広げます。
実演では、幅広い用紙適性を活かした、厚紙のバリアブルパッケージ印刷、カード印刷、薄紙でのフォトブック印刷の3つのジョブを続けてご覧いただきます。実演を通して、オフセット印刷とデジタル印刷の技術をどちらも持つKOMORIだからこそ実現できるソリューションを提案します。
●高付加価値印刷ゾーン
LITHRONE G40 advance EX Edition (GL-740A+C)
UV搭載菊全判7色オフセット枚葉印刷機コーター付
昨年モデルチェンジしたLITHRONE G40 advance EXエディションを中国市場で初出展します。
世界最高クラスのROIを誇り、全世界での導入が進むLITHRONE GX/Gアドバンスシリーズ。その生産性の高さは時代と共に進化を続けています。EXエディションは革新的な新機能を標準搭載しています。最新の解析技術をもとに最適化されたローラー配列や高回転・高効率と小型軽量化を実現した経済的で環境にも優しいブロアー、用紙全体を加湿することで排紙部での紙揃えを向上させる静電気抑制装置が、エネルギーコストを抑制し、印刷オペレーターの作業効率を向上させます。
パッケージ印刷において、小ロット化や製品の多様化・差別化の要求が急速に進んでおり、多色かつジョブ切り替えが速く安定して稼働できる生産性の高い印刷機が求められています。実演では、パッケージ印刷に求められる高品質と高付加価値を備えた印刷を、高い生産性でご覧いただきます。KP-Connect Proから送信された生産情報を受け、KHS-AIがA-APC(全色同時版交換)とブランケット洗浄パラレル制御を始めとする自動化装置を最適に制御し、高速なジョブ切り替えを行います。また、PDC-SX/PDF照合装置が色調、見当の測定・自動制御および絵柄PDFデータと刷り出し印刷物の比較を行い品質を管理することで、革新的なパッケージ印刷を実現します。
LITHRONE GX29 advance (GLX-729A+C) Debut
LED₋UV搭載菊半裁寸延7色オフセット枚葉印刷機コーター付
印刷の可能性はSHINKAし続けます。多様なパッケージやカード、アクリルグッズなど、印刷による応用の範囲は広がり続けています。このような印刷の要求に応えるために新たなラインアップとしてLITHRONE GX29 advanceを開発しました。透明フィルム原反やメタル(蒸着)紙の印刷適正を向上させるとともに、LITHRONE GX40/G40 advance EXエディションに採用されている、スマートインキングフロー、DCブロアー、e-ミストといった省エネ機能を搭載しており環境対応にも貢献します。
実演では、コーター装置とLED-UVを搭載した7色機で、より付加価値の高い印刷を披露します。
※LITHRONE GX29 advanceは2025年4月より販売を開始いたします。
●ポストプレスゾーン
MBO Series コンビネーション紙折機
MBO CoBo-Stack パレタイジングロボット
MBOシリーズは、中ロットから大ロットの製品を高精度かつ高パフォーマンスで生産する紙折り機です。複雑な折丁にも高精度で対応でき、給紙部は用途に合わせて、小ロット用のパイルフィーダーをはじめ、パレットフィーダー、ラウンドフィーダーの選択が可能です。
MBO社がKOMORIグループの一員となり、KP-Connect Pro との連携によるポストプレスオートメーションが可能となりました。MBO社のDatamanager 4.0とKP-Connect Pro との連携で後加工までの進捗管理が行えます。自動紙積みロボットMBO CoBo-Stackによる省人化も見どころの1つです。
・パレタイジングロボットMBO CoBo-Stack
スタッカーで員数した折丁の束をロボットアームにより自動でパレットへ積みおろす省力化装置。
Scodix Ultra 6500 SHD デジタルエンボスシステム
Scodix Ultra 6500SHDは、HD(優れた高解像度)、ART(静電方式、反射や透明素材などの技術)、MLE(多層による加飾・エンボス加工)、静的見当調整レンズなどの新規に向上された機能など、これまでにない技術革新を搭載した最先端のデジタル加飾印刷システムです。これらの進化により、デザイナーは色や触感、多層化の領域を自由に飛び回り、これまでにない視覚的な魅力を生み出すことができます。これは、デザインの可能性を大きく広げるだけでなく、デジタル加飾業界全体にとっても画期的な進歩を意味します。
●コーナー展示
KOMORIが100年にわたり培った様々なプリントテクノロジーやお客様をサポートするサービス、環境への取り組みなどのテーマをご紹介します。
KOMORIブースでお待ちしています。次の100年に向けて走り出したKOMORIが皆さまを新しいステージへとお連れします。