KOMORIが断裁システムApressia CTXシリーズを販売開始。大黒印刷株式会社が1号機を導入
2018年03月28日
株式会社小森コーポレーション(東京都墨田区、代表取締役社長 持田 訓)は、このたびポストプレスブランドApressia(アプリシア)シリーズの新製品である断裁システムApressia CTXシリーズを販売開始し、販売1号機となるApressia CTX 115を大黒印刷株式会社(京都府綴喜郡、代表取締役 横田 憲孝 氏、以下大黒印刷)に導入いただいたことを発表いたします。その概要につきまして、下記の通りご報告申し上げます。
このたびKOMORIは、ポストプレスブランドApressiaシリーズの新製品である断裁システムApressia CTXシリーズを販売開始し、販売1号機となるApressia CTX 115を大黒印刷株式会社に導入いただきました。
大黒印刷様は、KOMORIのB縦半裁両面オフセット輪転機SYSTEM 35S 2台、B縦四裁両面オフセット輪転機SYSTEM 18Sを運用し、大ロットの折り込みチラシやカタログといった様々な印刷物が提供できることを強みとしている印刷会社です。
同社では、オフセット輪転機で大量に生産した印刷物をタイムリーに仕上げるため、断裁時間の短縮が課題の一つでした。KOMORIの断裁システムApressia CTX 115は、断裁時に発生する切りくずをテーブルから自動的に取り除き、コンベアなどを使用して収集する「AWR(自動切りくず除去機能)」を搭載可能です。大黒印刷様ではこのAWRに加え、静電気の影響で断裁刃に付着する切りくずをエアで吹き飛ばす「エアパージ」オプションで、断裁工程の自動化・省力化と安全性向上を図っています。
大黒印刷株式会社 執行役員 北川 雄樹 様は、「Apressia CTX115のAWRおよびエアパージを使用してから、断裁にかかる時間が以前の半分になりました。これまではオペレーターが静電気で断裁刃に付いていた断裁片を次の断裁の前に取り除く必要があり、手間がかかるだけではなく危険を感じていました。安全かつ自動化で生産性も二倍に向上したApressia CTX115には大変満足しています」と話しています。
KOMORIのPESP事業推進部部長 藤巻 陽介は、「大黒印刷様にApressia CTX115をご導入いただき、また導入直後から高いご評価をいただいており、大変うれしく思います。Apressia CTXシリーズは、断裁機本体の機能はもちろん、KP-Connect(KP-コネクト)を軸にCIP3/CIP4のデータの受け渡しを行うことで、生産工程管理だけでなく断裁工程全体を自動化し、お客様の生産効率を劇的に向上させる可能性を秘めた魅力ある商品です。印刷業界の労働力不足が切実な課題になってきている中、KOMORIはポストプレス製品をPESP(プリントエンジニアリングサービスプロバイダー)事業の大きな柱としてより一層拡充し、お客様に最適なトータルソリューションを提案していきます」と述べています。
Apressia CTXシリーズは、断裁幅1,150mm菊全ワイドサイズのCTX115のほか、断裁幅1,320mmのCTX132など幅広いサイズをラインアップしています。また、AWRなどの自動化機能に加え、全自動紙揃えシステムFAJS(フルオートジョギングシステム)、リフター、アンローダーなどの周辺機器も取り揃え、断裁工程におけるトータルソリューションを提案します。
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Apressia CTXラインアップ
機種名 Apressia CTX92 Apressia CTX115 Apressia CTX132 Apressia CTX132 断裁幅 920mm 1,150mm 1,320mm 1,680mm -
Apressia CTXの主なオプション
- AWR(オートウェストリムーバル・自動切りくず処理装置)
- エアパージ
- バックゲージ曲がり補正機能(スイベルバックゲージ、スイベルティルト&バックゲージ)
- オートカッティングシステム(フロントローディング、ロータリーグリッパー)
- カットインターフェース(断裁工程自動作成)
- カットインターフェースプラス(断裁工程自動作成ソフトウエア)
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主な周辺機器
- FAJS(フルオートジョギングシステム)
- リフター
- ジョガー(紙揃え機)
- ローダー(用紙リフト搬送装置)
- アンローダー(自動紙積装置)
- パイルターナー(反転装置)
お問い合わせ先
PESP事業推進部 部長 藤巻 陽介
Tel:03-5608-7806
Fax:03-3624-9519