KOMORIグループパーパス

プリントテクノロジーで
社会を支え感動をもたらす

現代はVUCAの時代といわれ、変化が激しく、未来を予測することが難しく曖昧な社会経済の環境に入っています。私たちは、このような難しい時代の中で生き抜いていく必要があります。
当社は、創業100周年という節目を迎え、これからも健全に発展していくための羅針盤が必要であると考えました。
「KOMORIは、何を得意としてどのような可能性があり、社会にどのように貢献できるのか?」を自ら問い、KOMORIの存在意義を明確に表現したものが、今回制定したKOMORIグループのパーパスです。
全てのステークホルダーが共鳴することができる「パーパス」とともに、KOMORIは次の100年を歩んでいきます。

社会を支えるKOMORIの技術
「プリントテクノロジー」

KOMORIは1923年の創業以来、印刷機械システムメーカーとして情報・経済・文化を支えてきました。カタログやチラシなどの情報媒体を通して経済の発展を支え、教科書や写真集といった出版物を通して文化や教育の発展に貢献し、さらには国内唯一の紙幣印刷機メーカーとして、紙幣に信頼を与え社会に安心をつくり出してきました。これらを可能にしてきたものが「プリントテクノロジー」です。
「プリントテクノロジー」は、多くの可能性を持った技術です。「プリント」は、水と空気以外には可能だといわれています。例えば、商業/美術印刷、パッケージ印刷、紙幣証券印刷、曲面立体印刷、プリント基板、電子部品、半導体パッケージなど、「プリント」は私たちの生活の身近にあるものから、最先端の技術にまで活用されています。そして、一枚の印刷から百万部以上の大量印刷、数ミクロンの極小印刷から巨大なバナー印刷というように、その対応力の幅広さにも可能性を秘めています。「プリントテクノロジー」は、決して時代遅れの技術ではなく、未来をつくっていく技術のひとつなのです。

経営理念としての「感動」の創造

KOMORIの長い事業活動の中で、常に大切にしてきたのは「感動」の創造という考え方です。 これは、経営理念として国内外のグループ企業にも浸透し、海外でも、「感動=Beyond Expectations」は共感を持って受け入れられています。

  • 顧客の生の声を聴いて顧客の期待を理解する
  • 常に顧客の期待を上回り続け、顧客からの評価を得る
  • 顧客の期待を一歩超える価値を創造し続ける

KOMORIは、こうした活動を通して顧客に感動をもたらすことができると考えています。私たちが“顧客”として思い浮かべる人々は、お客様はもちろんのこと、ビジネスパートナーや社員など全てのステークホルダーを含んでいます。
KOMORIが大切にしている「感動」は、年代や性別、人種を超えて「人の心」に響く言葉であり、重要な「概念」としてパーパスに反映させました。

プリントテクノロジーで
社会を支え感動をもたらす

KOMORIが100年にわたり培ってきた「プリントテクノロジー」は、紙媒体/電子媒体の可能性を拡大させ、社会活動の経済性や信頼性を高め、環境負荷低減に役立つ技術です。この「プリントテクノロジー」を追求し、事業化することで顧客の期待に迅速に対応しながら、社会の支えとなり、期待を一歩超える価値「感動」を創造していきます。KOMORIは、世界中のお客様、ビジネスパートナー、社員をはじめとするステークホルダーの皆様とこのパーパスを共有し、当社グループの持続的な成長と共に、環境・社会問題の解決に貢献していきます。

このパーパスのもと、長期ビジョンKOMORI2030を策定しました。

予測することが難しい時代の中で大きな流れとして見えてきている社会課題、メガトレンドから2030年に向けてKOMORIが取り組むべきKOMORIの役割と事業の方向性を明確にします。